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相続放棄したつもりが放棄できていなかった事例と注意点 

相続放棄で気おつけること

「相続放棄をしたつもりだったのに、実はできていなかった…」というケースが意外と多いことをご存じですか?相続放棄は、正しい手続きを踏まなければ無効になり、知らないうちに借金などの負債を引き継いでしまうこともあります。本記事では、実際の事例とともに、相続放棄で失敗しないための注意点を解説します。


1. 相続放棄とは?

相続放棄とは、亡くなった人(被相続人)の財産や負債を一切相続しない手続きのことです。相続を知った日から3か月以内に家庭裁判所で申請し、正式に認められる必要があります。

2. 相続放棄したつもりができていなかった事例

事例① 口頭で「放棄する」と言っただけで手続きをしなかった


🔹状況 父が亡くなり、兄と弟の二人が相続人に。弟は「自分は相続しない」と兄に伝えたが、正式な手続きをせずにそのまま放置。しばらくして父の借金の督促状が弟のもとへ…。

🔹結果 家庭裁判所での手続きをしていなかったため、弟は正式には相続放棄されておらず、借金を相続することに。

🔹ポイント✔︎

口頭や書面での話し合いだけでは相続放棄は成立しない

✔︎ 必ず家庭裁判所で正式な手続きをすることが必要


事例② 3か月を過ぎてから手続きをしようとした


🔹状況 母が亡くなり、相続人である長男が「借金が多いから放棄しよう」と考えたが、手続きをせず放置。半年後、母の債権者から支払い請求が来たため、慌てて相続放棄の申請をしようとした。

🔹結果 相続を知った日から3か月が経過しており、相続放棄は認められず。結果的に長男が借金を引き継ぐことに…。

🔹ポイント✔︎

相続放棄の期限は「相続を知った日から3か月以内」✔︎ 期限を過ぎると、原則として放棄はできない


事例③ 相続財産を一部でも処分してしまった


🔹状況 父が亡くなり、娘が「相続放棄するつもりだった」が、父の車を売却。その後、正式に相続放棄の手続きをしようとしたが…。

🔹結果 相続財産を処分(=相続を承認したとみなされる行為)してしまったため、相続放棄が認められず。

🔹ポイント✔︎ 一度でも財産を処分すると、相続放棄ができなくなる

✔︎ 何も手を付けずに、すぐに専門家に相談するのがベスト


3. 相続放棄を確実に成功させるための注意点


家庭裁判所で正式な手続きをすること

👉 口約束や遺産分割協議では相続放棄は成立しません。必ず裁判所で申請を!

期限(3か月以内)を厳守する

👉 相続を知った日から3か月以内に手続きをしないと、相続を承認したとみなされます。

財産に手をつけない

👉 少しでも相続財産を使ったり売ったりすると、放棄が認められなくなります。

相続人全員が放棄しないと、次の相続人に負担がかかる

👉 例えば長男が相続放棄しても、次は二男、三男、さらには孫へと相続権が移ります。👉 家族全体で対応を検討することが大切。


4. まとめ:相続放棄は慎重に、確実に!


「相続放棄したつもりだったのに…」というトラブルを防ぐためには、期限内に、正式な手続きをすることが重要です。もし相続放棄を考えているなら、何も手を付けずに、できるだけ早く司法書士や弁護士に相談するのがベストです!

相続放棄の手続きをスムーズに進めたい方は、ぜひ専門家に相談してみてください。


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